第4回:祖母の死と心の変化

祖母との思い出

小学4年生の時、祖母が癌で亡くなりました。

祖父母や叔父叔母、従姉妹はみな静岡の浜松に住んでいました。夏休みや冬休みになると、父が私を大阪から静岡まで連れて行ってくれ、祖父母と共に過ごす時間は、かけがえのないものでした。

祖父はとても優しい人でした。温泉に連れて行ってくれたり、おもちゃを買ってくれたり、一緒に紙飛行機を折ってマンションのベランダから飛ばして遊んだりしました。

祖母は専業主婦で、毎朝、茶粥と卵焼きを作ってくれました。その味が本当に大好きでした。

祖母が亡くなったと知らされ、父と兄と私の三人で静岡へ向かうことになりました。出発前、大阪の家で父が泣きながら私たちに言いました。

「お前らが言うことを聞かないから、おばあちゃんが亡くなった」

その瞬間、何かが心の中で「ぷちっ」と切れました。すべてがどうでもよくなったのです。人とは何か、家族とは何か。周りの家族を見れば、みな温かく、大切にされているように見えました。

では、私はどうなのか。

親なりに大切にしてくれているのはわかっていました。それでも、私には自分の家族が冷たく感じられました。

何もかもがどうでもよくなり、生活が乱れ始めました。私はグレ始めたのです。

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