第1回:自己紹介と幼少期の記憶トゥーレット障害と共に生きる – ブログシリーズ

はじめまして。大阪在住、32歳の男性です(2025年時点)。

私はトゥレット症候群、ADHD、そして汚言症を抱えています。物心ついた時から母親はおらず、双子の兄と共に、シングルファザーの父に育てられました。大阪という街で生まれ、この街で生きてきました。

32年間の人生を振り返り、文章にまとめることは、想像以上に難しい作業でした。記憶は薄れ、断片的になり、何をどこから伝えればいいのか、何度も迷いました。書き始めては止まり、また書き始める。そんな日々が続きました。

それでも今、このタイミングで自分と向き合うことになったのには、理由があります。人生の中で、使命と変化の時を感じているのです。これまで誰にも話してこなかった自分の物語を、ここに残したい。そう思いました。

これから語るのは、障害と共に生きてきた一人の人間の物語です。華やかなサクセスストーリーではありません。むしろ、孤独や葛藤、理解されない苦しみに満ちた日々の記録です。しかし同時に、それでも前を向いて生きてきた、一つの人生の記録でもあります。

私の症状について、少しだけ説明させてください。

トゥレット症候群は、自分の意思とは関係なく、音声や体の動きが出てしまう神経発達症です。「チック」と呼ばれる症状で、私の場合は音声チックが中心でした。ADHDは注意欠如・多動症で、集中力の維持や衝動のコントロールに困難があります。そして汚言症は、自分の意思に反して、不適切な言葉が口から出てしまう症状です。

これらの症状は、私の人生に大きな影響を与えてきました。学校でも、家庭でも、社会に出てからも。しかし、それだけが私という人間のすべてではありません。

出生から保育園、そして小学1年生頃までは、自分でも自覚症状がなかったのか、あるいは軽症だったのか、周囲から指摘を受けた記憶はほとんどありません。普通の子供として、兄と共に遊び、笑い、日々を過ごしていました。

変化が訪れたのは、その後のことです。

一人の人間の物語として、読んでいただけたら幸いです。